アンギュラベアリング化② ステム塗装
前回からのつづき
ベアリングの交換に伴い、ステムも交換する事にしました。特に意味は無いです。
強いて言えば古い、汚い、フォークブーツと止め穴が邪魔。なので塗装しよう。
↓
ベアリング交換時に塗装する様な余裕は無い。
...
前回からのつづき
いよいよ打ち替え。ちょっとドキドキします。
急がば回れ。横着せずタンク、シートを外してフロントをバラしていきます。
フックレンチ(フックスパナ、車高調レンチ、車高調スパナ、引掛レンチ、引掛スパナともいうフック船長ではない)でステムを外します。
注意しないとボールがボロボロ落ちます。これが「ボールベアリングのメンテナンス性の悪さ」ですね。カラカラに乾いてると思いきや古いですが僅かにグリスが残っています。
マニュアル通りに進めるなら貫通ドライバーで抜き取るのが上策の様ですが、手元に長いドライバーがありません。
代わりにベアリングプーラーで抜きます。
以前のホイールベアリングに比べれば固着度が低くゆっくり確実に回せば抜けます。
次に新レースの圧入ですが、真っ直ぐに打ち込むツールもなければ技術も経験もありません。
色々考えたあげく古いステムとレースをカラー代わりにしてコンコン軽く叩きながらゆっくりフックレンチを締めていくことにしました。もちろんステムもステムナットも捨てる覚悟なので出来ます。
アッパーが入りました。フレームと面が合ってない(まだ入りそう)に見えますがコレが正常なんです。
ロワーも同様にコンコン締めていきます。
ステムリングナット
38Nm(3.8kg.m)で締め上げてから一旦緩めた後、10Nm(1.0kg.m)
38Nm(3.8kg.m)で締め上げてから一旦緩めた後、10Nm(1.0kg.m)
トップブリッジヘッドボルト
54Nm(5.4kg.m)
54Nm(5.4kg.m)
3HTC(2001)以降は
ロワーリングナット
38Nm(3.8kg.m)で締め上げてから一旦緩めた後、18Nm(1.8kg.m)
38Nm(3.8kg.m)で締め上げてから一旦緩めた後、18Nm(1.8kg.m)
ステアリングステムナット
110Nm(11.0kg.m)
110Nm(11.0kg.m)
トップブリッジフランジボルト
17Nm(1.7kg.m)
17Nm(1.7kg.m)
アンダーブラケットフランジボルト
17Nm(1.7kg.m)
17Nm(1.7kg.m)
感想
以前あったクリック感はもちろん消えました。剛性は?上がった気はしません。
むしろ軽やかさが消えたような?ステム締め過ぎでしょうか。しばらく様子を見てみます。
アンギュラに打ち換えた場合、年式によってはステムヘッドブリッジが「浮く(?)」のでハンドルロックができなくなるそうです。「まぁダメならワッシャー等でキーシリンダーを下げればいいだけの話でしょ」と思ってましたが何事もなくロックできたので良かったというか拍子抜け。
コメント