常に濃い
空燃比計を取り付けたもの常に濃い表示をする。
ガソリン1に対して空気10~11をうろうろ。もはや誤差の範囲でしかない。
割とセッティングできているつもりが実は濃すぎだったのか?
しかしどんなにジェットを絞ろうと、エアを開けようと改善しない。
アーシング
点火コイルまで導線を引き、コイルマイナス部をターミナルとしてメーター類のアースを集中させる。
改善されず。
レギュレータ
電力が供給過剰となり、出力電圧がある一定電圧を超えると、レギュレータが出力が一定電圧になるように、電磁石に供給する電力を調整する。
一般的には12.0Vになるように調整される。
電力が供給過剰となり、出力電圧がある一定電圧を超えると、レギュレータが出力が一定電圧になるように、熱消費して電力を調整する。
一般的には15.0V以下になるように調整される。
今回はエースウェル製ではなく安いトラック用高圧器(24V→12V)を購入。テスターで確認すると12.02Vと非常に安定した電圧が得られる事を確認した上でインストール。
改善されず。
O2センサー
KEA「車両ごとにセンサーは変わるし、バイクは車より流速が早すぎて検出しにくい。」
うーむ、要するにバイクにはバイク用のO2センサーが良いって事だな。ただSR400FI用センサーを探せど探せど出てこない。あっても中古なのにほぼ原価。他車種から代用するしかない。ちなみにWR450Fが同一センサー使ってるらしい。
出来ればヤマハ製、単気筒、400。ダメだ、この条件でもヒットしない。
マジェがヒットするがセンサー部の形状が違う、長い。
シグナスがヒットする。形状はSR用とそっくりだが125だと流速的にどうなんだろう。
もう少し広く検索。他メーカーのDENSO製同形状センサー。
と、その前にDENSOの刻印に着目。
SR400fi用O2センサー[型番:3HT-8592A-00]
3HT-00 | YAMAHA用型番 |
---|---|
DENSO | |
149100-2340 | DENSO用型番 |
XXXXX | シリアルナンバー |
DENSO用型番が怪しい。149100ってのが大番?2340が小番?
149100は軽自動車等でも見かける。おそらくセンサー部の型式で検出特性やヒーター部の違い、だと思う。
2340はおそらく車両ごとの細目で、カプラや配線の長さ等の違い、ではなかろうかという推測。
149100のO2センサーであれば配線の違いはあれど流用可能、という勝手な憶測。
とはいえ、やはりクルマ用は使う気になれないのでバイク用且つ同形状のセンサーを探す。
比較的玉数が多いのはカワサキNINJA、選んだのはNINJA400。ツインだがo2センサーは集合部にある。流速、排気量から考えてもそうそう的外れではないハズ。
例によってアンチシーズを使用。
ヒーターは必要なし
バイク用のO2センサー(ナローバンド)には配線4本タイプと2本タイプがあります。
ヒーターがついているかついていないかの違いです。
青:空燃比信号 白:空燃比アース 黒:ヒーター+ 黒:ヒーター- *極性はないのでどちらが+-でもok |
まずO2センサーは300度以上にならないと作動しません。
エンジンをかけた直後はセンサーも温まっていないので動作しません。
温まるまでひたすら待つ、というのが配線2本タイプ。(だいたい30秒ぐらい)
しかしエンジンかけた直後からコントロールする必要がある排気量の大きな車両だったり冬場だったりする場合、ヒーターを使ってセンサー部を温める必要があります。
こと、キャブ車に関してはO2センサーで燃調コントロールしている訳ではないので必要ありません。そればかりか、本来ECU(エンジンコントロールユニット)でON/OFF制御するはずのヒーターが常時加熱しているので下手をすると配線が溶けてしまうんじゃないかと。どうせコールド状態のキャブの空燃比なんて意味もないのでヒーター配線はハズしてしまうのが吉です。
センサー線取り出し
デンソーO2ナローバンドセンサーの多くは090型HM防水カプラを利用している様で、NINNJAセンサーもまた然り。
キジマ 090型HM 分岐ハーネス
本来は電装ACC電源の分岐に使うものですが、カプラの形が一緒なのでO2センサーに使えます。たまたま偶然なのか、誂えたかの様に取り出した赤線がセンサー、黒線がアースになっているので分かりやすかったです。ヒーター線(黒&黒)は分岐なしスルー。これ普通にSR400FI等のインジェクション車でもセンサーを分岐取り出して空燃比計つけられるんじゃないですかね?
DENSO製O2センサー実走
やっと形になりました。
ヒーターをハズしているので温まるまで待つ必要がありますが、しっかり機能しています。
しかしながら、相変わらず濃い状態です。
それでも前回の中華センサーは常に10.0だったのに対して、今は12.0~10.5辺りをうろうろしています。濃い状態に変わりはありませんがスローエアを開けると薄い方へ数値がかわるのでしっかり機能しています。
やっと燃調セッティング作業へ移れます。
ちなみにヤマハ公式によれば
だそうです。
とりあえず12均一(は無理なので近似値)になるように見直したいと思います。
俺たちの戦いはこれからだ!
コメント
初めてコメント致します。HNターボぅと言います。
ターボぅの足跡と言うブログ開設してはいますが、フェイスブックへのアップが主体で
ブログ管理まで手が回らず放置しています(^^;;
SR400(97年式)に乗ってまして、令和3年末からCRキャブ購入。
現在純正エアクリーナー使用しての装着を目指して作業をしています。
燃調セッティングでオートゲージ 空燃費計を使う予定でして
インジェクションモデルのエキパイを中古で入手、O2センサーを装着しようとして
サイズが合わなくて色々探している内にココにたどり着きました。
6ピンのセンサーにどうやって4ピンのを合わせるか、で悩んでました。
ユキシさんも接続して通電確認しての配線だったんでしょうか。
ターボぅさんコメントありがとうございます。
まずコチラでも申し上げてますが、O2センサーには2種類あります。
https://sr400fi.com/2021/07/02/d06mha5njcoq/
ナローバンド、ワイドバンド。
お使いになられる空燃比計の詳細は分かりかねますが6ピンということはワイドバンドではないでしょうか。
そうなると4ピンナローバンド用センサーではなくそのまま6ピンワイドバンドセンサーを使うべきです。
サイズが合わないという事ですが①ボス穴を広げるか②アダプターを付けるかの2択になると思います。
①は強度が下がる可能性もあるので、見た目はよくないですが②をお勧めします。
アダプターを長くしすぎてどこかに干渉するようであればL字アダプター等で逃がすこともご考慮ください。
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ユキシさん
適格・貴重な情報・ご指南有難うございます。
早速L字型のアダプター手配をしました。
完成したら改めてご報告させて頂きます。