トヨタ純正iPod対応USB/HDMI入力端子に使える機器


目的

クルマをヴォクシー煌に買い替えることにした。DOP(ディーラーオプション)としてHDMIが選択できるので追加することにした。
しかし、このHDMIの仕様がいまいち不明であるので納車前に下調べの意味を含め子供たちが退屈しないカーライフを送る為に色々模索することにした。
最終的にはメディアプレイヤーとして機能し且つ車のイグニッションに連携して自動停止&レジューム再生ができればいいと考えている。

接続機器

HDMI接続口を搭載した機材であれば様々なAV機器を接続できる。今回選んだ純正ナビはNSZN-Z68T(パナソニック)だが新型ということで情報が少ない。なので前機種Z66Tの実績情報を基にどのような機器が適しているのか考察していく。

Amazon Fire TV Stick

トヨタの純正ナビ+HDMIで最も報告が多いのがこちら。

メリット
・Amazonビデオが見られる。事前ダウンロードしておけばオフラインで視聴可能。
・通信(スマホテザリングやモバイルWiFi)が確保できればAmazonFire対応アプリ(Hulu、Netflix、AbemaTV、DAZN)視聴可能。
・Miracastによるスマホ画面表示が可能。AirPlayアプリを使えばiPhoneも表示可能。
デメリット
・そもそもの容量が少ない。(OS領域を含めて8GB)
・インターネット通信(モバイルWiFiやスマホテザリング)が必須。
・車のイグニッションの度に起動。(長い)

やはり容量8GBはネック。非通信で使用できるといってもダウンロードできる容量が限られていては用途が狭まる。非通信利用目的なら32GBは欲しいところ(画質による)。(スマホやタブレットとは違って、ダウンロード保存できない。)
また車のイグニッションの度に起動するのは使い勝手が悪い。モバイルバッテリを使うことでこの点はある程度回避できそうだがHDMIコントロールの対応確認がとれていないので連動スリープするのか、

NSZN-Z68T取扱書P580によれば、HDMI CEC(Consumer Electronics Control)には対応していない。

自動スリープしないようです、不便。します。

後記(2019/02/20)
かなり特種な使い方ですが、Fire TV Stickを使って車中で「どこでもディーガ」を起動、視聴できました。
具体的にはAPKを直接インストール。画面を横画面固定(画面回転系アプリ)と専用リモコンをマウス化するアプリを併用すればできます。操作が煩雑なのでオススメできませんが一応報告までに。

さらに後記(2019/04/07)
スマホをつなげて気づいた。HDMIコントロールには対応していないが、明らかに入出力を検知している。車のACC電源が有効且つカーナビのオーディオ表示がHDMI(前席、後席どちらでもよい)になっている時に限りHDMI接続反応を示す。これはHDMI機器のスリープ誘導になる可能性が高い。うまくすればFireTVstickが神デバイスに化ける。要検証。

さらにさらに後記(2019/04/14)

画面タッチによる再生コントロールはできませんが、オーディオ画面切り替えやカーナビ電源OFF時にはHDMI切断を検知してスリープ(一時停止&省エネモード)に移行します。また、電源に関しては通常のアクセサリー電源(USB電源)で駆動しますが先述したようにイグニッションの度に起動(60~70秒)するので(充電しながら給電ができる)モバイルバッテリーをはさむのがいいと思います。給電は1Aで駆動しましたが安定性を図るためにも2A出力が可能なタイプのものが宜しいかと。

Android TV BOX

基本的にはFire TV Stickの上位であるFire TVとほぼ同様。

メリット
・ストレージを追加できる。
・ゲーム等パワーを要求するアプリも起動できる。(機種に依る)
・YOUTUBEやエミュレーター等、AmazonFireOSでは起動できなかったアプリも使用可能。
デメリット
・Fire TV Stickより高性能な分、電源を要求される。(機種にも依るが要インバーター)
・やっぱり起動に時間がかかる。
・海外(ほとんど中国)製の為、ある程度のAndoid知識が必要になる。

FireTVStick以上に電源がネック。

車載メディアプレイヤー

あまり報告はないが

メリット
・様々なファイル(MP4,AVI,MPEG,WMV,MVK,FLV等)が再生可能。(機種に依る)
・大容量のメモリカード(またはUSBメモリ、HDD)が使用可能。(機種に依る)
・地デジ搭載メディアプレイヤーを使えば前後別々の地デジが視聴可能。
・イグニッション時レジュームが可能。(機種に依る)
デメリット
・ネットワーク非対応。

ネットワークに対応していないのでDAZONやYOUTUBEといったストリーミング再生はできません。また。動画ファイルの入れ替えはメモリカード(またはUSBメモリ)を抜いてパソコンから操作する必要があります。
では「ネットワークさえ目をつぶれば非常に有用なのでは?なんで皆使わないの?」
それは純正ナビ(Z68T)には既に動画再生能力を備えているからです。MP4、AVI、MPEG、WMVといった主要なコンテナはおさえてあるので、あとはコーデックさえ合致していれば簡単に再生できてしまうんですね。(2GB上限有)
つまり買う意味がない。

ゲーム機

PS4やSwitch。
インバーター等のコンセントが必須になるけどファミコンミニくらいならUSB電源で賄えるらしい。メディアプレーヤーとしては?未知数。

パソコン

使えなくはないけど、わざわざ使う?

後記(2019/04/14)

(HDMI出力ができるノートパソコンVAIOを接続)
パソコンによってはインバーター必須だが持っているポテンシャルは一番高いかもしれない。WEBの閲覧からブルーレイ、エミュレータ、FF14、黒い砂漠等のゲームまでほぼオールマイティに活躍するはず。
電源関連でいえばバッテリー内蔵の小型PCなるものがあるらしいのでHDMI検知でスリープさせてやれば有用な選択肢の一つである。…あれ?サーフェス(Windowsタブレット)でよくない?

スマホ

結局これか?

メリット
・ネットメディアプレイヤーとしての性能は十分。YouTubeやAmazonの視聴。
・通信できれば自宅NAS、”どこでもディーガ“等、家電と連携できる。(どこでもディーガはMHL非対応)
・アプリに依る制限はほぼ無いのでゲームや第2の地デジチューナーとしても使える(スマホで受信した地デジは著作権によりロックがかかりMHL出力できない)
デメリット
・有線で繋げるにはMHL一択。
・MHLの規格自体が途上でスマホによって挙動が全く異なる。
・近年のスマホでは採用していないひと昔前(ドコモでいうとE,F,Gの世代)の規格。

Bluetoothリモコンやコントローラーをリンクさせれば前後で操作できるしゲーム機としても使える。
ただし、規格自体があやふやでアプリやソフトウェアでどうこうできるレベルではなくハードウェア(特にサムソンギャラクシーは特殊)が対応していないとどうにもならない。
だが、エクスペリアあたりはずっと対応し続けているので全くの死規格というわけでもなさそう(既に死規格、現行品ではほぼ皆無。有線接続を図るならiPhoneの方がいいかもしれない)

MHL

スマホ(Android)であればイグニッション(アクセサリー電源)に連動して再生させたりスリープさせたりできるので、MHLに対応したスマホを調べて実運用までこぎつけたいと思う。

後記(2019/03/28)

YouTubeやAmazonビデオはもちろん、条件付きではあるがPS4のリモートプレイが車中で可能になる。


【公式ホームページ】iPod対応USB/HDMI入力端子

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