BORE-ACE(ボアエース)レスポンス 取付

内圧コントロールバルブ

英略語でいうとPCV。
「Pressure Control Valve」の略かと思いましたが正しくは「Positive Crankcase Ventilation」の略だそうです。

言葉の意味はともかくとして「エンジン内部の圧力を下げて、動きをスムーズにしよう」というモノです。

車では一般的

レーシングカーのみならず普通市販車にも組まれているようで「トヨタ PCV」と検索するだけで純正部品がたくさん出てきます。二輪でも最近のバイクや大型等に組まれていますが、古い設計や中型以下ではほとんど純正としては無さそうです。

かといって効果がない訳ではありません。

SR界隈にみられるPVC

KTM


aucfanより
バイクメーカーであるKTM純正。純正といっても当然別車種な訳で取付径が合わない。取り付けには工夫が必要。ヤフオクにはSR用に加工したモノ有り?

シンプルであるが故、剛堅。完全ワンウェイであるためエマルション(乳化)対策なし。メンテナンスフリーではない。KTM内では「BPV(Back Pressure Valve)」と呼ばれています。

NAG


NAGホームページより

SR用サイズ有り。グレードによってはエマルション対策品あり。

ボアエース


webik.netより
私の知る限り、初期レスポンスはホースとホースの間に噛ませるタイプでした。改良されクランクに直着けするタイプになりました。開発当初からエマルションに対策済み。

ボアエース 新型レスポンス登場

先日ボアエースより新型レスポンスが発売されました。3代目になるのでしょうか。


エンジンはピストンが上下運動するので呼吸してるような現象が起こっています
ピストンが上昇の時はクランクケース内の空気を引っ張り
ピストンが加工の時はクランクケース内の空気を押す
通常は同じ空気量が移動したりしているのですがクランクケースに戻ろうとする量を少しだけ差を与える事でピストンの動きが軽やかに力強く感じます

BORE-ACEが考えることはエンジンは呼吸しないと どんどん水分がオイルと混ざっていき いい性能が発揮できないと考えます。
例)お風呂場の乾燥は窓開けたほうが乾く
例)カルボナーラのような状態

他社でクランクケース内に戻る空気を全止めする機能の製品も出ていますが。。。。
例)注射器で押すときは先の指を離す 引くときに指で先を押さえる。。。。。。

BORE-ACEは戻る空気量を少しだけ少なくする事により
一番良いような状態を作り出しました

旧型購入

以前から欲しいなとは思いながらもなかなか手が出せずにいましたが、新型の発売に伴い旧型がヤフオクにごろごろ転がっています。おそらく旧型→新型の買い替え?ではないかと。

そんな訳で旧型がお値打ちに買えました。

取付

特に難しいことは何もありませんでした。元々着けていたキノコフィルターの間に挟みこませるだけ。

ただし、純正オイルキャッチ等を使用している方は位置をズラす(オフセット)パイプとセットでないと取付できない事があるので注意です。

取付位置の関係でホースが短くなりましたが、フィルター部を10cm以上レスポンスから離したほうが効果的なんだそうです。

走行感想

ざっくり言うと“いろいろ控えめになる”、その割に速くなるです。

振動が控えめになる

まず乗ってみてすぐに振動が控えめになっているのが分かりました。SRに乗る理由が「鼓動感」である人にとっては若干マイナス点となりうるので人に依る。

ノッキングが控えめになる

ノッキング(=シフト上げた時とか低回転時にコンコンとなるアレです)しにくくなった。パワーが上がった為か減圧による回転スムーズなのか分かりませんが、ノッキングが起こる回転数が下がった、控えめになった。

エンジンブレーキが控えめになる

これは以前に「完全ワンウェイなPCV」を着けたことがあるので経験済です。ただ、「完全ワンウェイなPCV」を着けた時は大気開放(エンブレ100%)に対し60%ぐらいのエンブレ率(ゆきしカンピュータ計測)だったので怖くて外しました。
ボアエースのレスポンスはおよそエンブレ率90%です。エンブレが効かない訳ではない、かと言って過度にエンブレが効きすぎるわけでもない。すごく微妙なエンブレ減です。

ガスが控えめになる

ちょっとコレは言葉的に無理矢理ですが、要はガスが薄くなります。
ワンウェイによる空気の整流化?若しくは減圧による回転アップに伴い吸引も上がった?のかと思いますが、とにかく流速が上がり結果薄くなる。もちろん流速が上がること自体はマシンのプラス。キチンとキャブをセッティング(スローを1段上げる程度?)すればパワーアップ。

ネタ用PCV

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