前編 必要なものを確認
車検証の確認
最初に自分のバイクが2人乗りとして認可されているか確認しましょう。
シート(乗車定員) 、2人乗りできるバイクとして道路運送車両法では後部座席を次のように定めています。
二輪自動車の後部座席であって、握り手及び足かけを有するもの。
絶対必要なもの
法的にも二人乗りとして認められた車検では以下4点が必須となります。
シート
最低でもセミダブルシート。ソロシートやサドルシートはアウト(別でタンデムシートが有るならOK)。
グラブバー
グラブバーまたはタンデムシートベルト(シートに巻き付けられたベルト状の手持ち、車体に固定された器具であること)。
意外と忘れがちですが法的には2人乗りに必須となっています。体にしがみつくから使わないことが多いですがコレがないと罰せられます(車両整備不良)。
大人の腰に着けられたベルト持ちは車両装備ありきの補助器具であって、このベルトだけでは法的条件を満たしていないので注意です。
タンデム
ステップ
車検上の大人ステップが有っても子供には用を足さない(足が届かない)場合があります。車種にも依りますが、子供の足をプラプラさせるとタイヤ巻き込み、ズボンのチェーン噛み込み等危険を伴いますので子供用のステップを用意しましょう。
ヘルメット
説明するまでもありませんが絶対必要です。
お子さんの頭のサイズに合わせて選んであげることが第一です。
自分のお古をかぶせても良いのですが、頭がグラつかないようにタオルやスポンジで調整しましょう。
最近では子供用(キッズサイズ)のヘルメットも割と売られていますので、軽量化された子供用ヘルメットの方がおすすめです。
あると便利なもの
インカム
子供の状況が分かります。無言で走り続けるより、会話をしながらの方が子供も安心できます。
タンデムベルト
ここで言うタンデムベルトは車検に求められるような車両装備(タンデムシートベルト)のことではなく、自分と子供を固定するベルトの事を指します。
法的な必要性はありませんが、有った方が子供も大人も安心です。
スタマタキス
セミダブルシート等、タンデムするには心許ない座面の補助として活躍。背に不安がある場合に重宝。あぶみ(足置きベルト)が付属しています。
ゲルザブ
特に振動の大きい単気筒オフ車やクラシックで効果を発揮します。
ネックガード
ヘルメットの重みによる発進&減速時における首にかかる負担を軽くします。
タンデム走行中に寝てしまうお子さんには首のダメージを軽減。
シーシーバー
アメリカンスタイルに良く合います。着替え等を入れたバッグを背もたれにすると尚良し。
必須
子供の興味と家族の理解。
子供は人形でもなければアクセサリーでもありません。
まずは子供に興味を持ってもらい、楽しむことを共有しましょう。絶対に強要はいけません。
また、家で待つ家族の心配を解消すべく、途中経過報告等もマメにとるようにして安全である事を主張しつつ理解を得ることが必須です。
自分勝手に家族を振り回すのはダメです。初めのうちは家族が車(またはバイク)で同伴するのがベストですね。
次回、バイクで子供とタンデム(第2回/全3回)中編/準備
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